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本当にケロイド体質? 赤いミミズ腫れの傷

もともとの傷の範囲を超えて、赤みと盛り上がりが周りの皮膚に広がっていく特徴がある。

患部が赤く盛り上がるが、ケロイドとは異なりもとの傷の範囲を超えることはない。

傷が赤くふくらみ、“ミミズ腫れ”のように見えると、ほとんどの人はそれを“ケロイド”だと思ってしまいます。しかし、そうではない場合が多々あるのです。
特に傷の初期の段階は、赤くミミズ腫れのようになり、ケロイドのように見えます。しかし、これは『肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)』という状態です。多くの方はこの肥厚性瘢痕をケロイドと誤解し「自分はケロイド体質だ」と思ってしまい、適切な治療ができないことがあります。
肥厚性瘢痕は3~6カ月でふくらみが取れ、赤みも引き、平らになるのであまり心配しなくても大丈夫です。一方ケロイドは耳、胸、下腹部、肩、上腕など、できやすい部位(好発部位)があり、顔面にできることはまずありません。 またケロイドは悪性腫瘍のように、傷や縫合創の範囲を超えてどんどん広がっていきます。ケロイドの治療として圧迫療法、ステロイド注射で増殖や痛みを抑える、手術と放射線を組み合わせるなどの方法があります。

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